eBayでスムーズに出品するための秘訣、それはビジネスポリシー設定です!
eBayでの出品を考えているあなたに、ぜひ知っておいてほしいコツがあります。それは、出品作業を始める前に、ビジネスポリシーを設定しておくこと。これをするだけで、出品プロセスがぐっと楽になるんですよ。間違いも減り、もっとスムーズに出品ができるようになります。
でも、「ビジネスポリシー」と聞くと、ちょっと難しそう…と感じるかもしれませんね。実は、これは出品時の支払い条件や返品ポリシーなど、基本的なルールをあらかじめ設定しておくことを指します。そう聞くと、少し身近に感じませんか?
初心者の方でも簡単に設定できるように、ここでは一歩一歩、わかりやすく解説していきます。心配無用です!ひとつひとつ丁寧にフォローしていくので、一緒に設定を進めてみましょう。
はじめに:eBayビジネスポリシーの基礎知識
ビジネスポリシーは難しくありません。前述しましたが、簡単に説明すると、『支払い』『返品』『発送』のルール、ガイドラインを事前に設定しておくという事です。
例えば、『発送』のポリシーであれば、送料が無料なのか、有料なのかを事前に設定しておきます。
パターン違いで複数作っておけば、出品の際に、商品にあったポリシーを選択するだけで良くなり、出品が楽になります。
ビジネスポリシー設定の手引き
eBayのビジネスポリシーを設定するには、その前に一つだけやることがあります。
設定前の準備:成功への第一歩
まずこちらからリンクを開いてeBayへアクセスしてください。
以下の画面が表示されましたら、「Get Started」をクリック
この画面に切り替われば準備完了です。
Welcome to business policiesは、1回目だけ表示されます。
それでは設定していきましょう!
Payment(支払い)ポリシーの設定
Payment(支払い)設定から進めていきましょう。
設定は2通り行います。即決かオークション形式で数日以内の支払いかの2通りです。
こちらは共通の作業になります。
「Create Policy」から「Payment」をクリック
即決購入のための支払い設定
4つの項目を設定します。一つずつ説明していきます。
- Policy name ポリシー名
- Policy description ポリシーの備考欄
- Set as default payment policy デフォルトの支払いポリシーとして設定
- Payments managed by eBay 即時支払いを要求する設定
Policy name ポリシー名
分かりやすい名前をつけましょう。バイヤーに見えるわけではありませんので日本語で大丈夫です。
例えば『固定価格_デフォルト』とか『オークション』とか、後々外注スタッフに依頼することも考えて分かりやすくしておくと良いです。
②Policy description ポリシーの備考欄
これはメモとして利用してください。誰にも見えない部分ですので、ご自由に記録しておくと良いです。
③Set as default payment policy デフォルトの支払いポリシーとして設定
デフォルト(初期設定)にするポリシーの場合は☑️を入れてください。
④Payments managed by eBay 即時支払いを要求する設定
初期値として☑️が入っていますので、そのままで大丈夫です。
(初期値として☑️が入っていますので、不要な場合には外してください)
即時支払いとは、楽天とかAmazonとかと同じです。購入時に支払いを一緒にしてもらいます。
チェックを外すと、ヤフオクのように後から支払うような設定になります。
設定が終わったら、下にある「Save」を押して完了です。
オークション形式での支払い設定
即決してもらう場合との違いは③④となります。一つずつ解説します。
Set as default payment policy デフォルトの支払いポリシーとして設定
デフォルトは一つしか選択できませんので、即決してもらう場合をデフォルトにしている場合には選択できません。
オークション形式をデフォルトにしたい場合には、こちらで☑️を入れてください。
Payments managed by eBay 即時支払いを要求する設定
オークション形式の場合には即時支払いの設定はできませんので、チェックを外してください。
イメージはヤフオクです。
設定が終わったら、下にある「Save」を押して完了です。
Return(返品)ポリシーの最適化
Return(返品)の設定を進めていきましょう。
設定するのは大きく分けると2つです。
・返品受け入れ日数
・送料はセラー負担かバイヤー負担か
それでは画面を見ながら一緒に進めていきましょう。
こちらは共通の作業になります。
「Create Policy」から「Return」をクリック
セラー負担での返品設定:基本設定
5つの項目を設定しますが、①、②、③はPayment(支払い)の設定と同じなのでそちらをご確認ください。
残りの2つについて説明していきます。
④返品受付日数:バイヤーが商品を受け取ってから何日まで返品を受け付けるのか。
⑤返品時の送料負担の設定:セラー負担 or バイヤー負担
返品受付日数
これは『Domestic returns accepted』と『International returns accepted』それぞれで設定していきます。
『Domestic returns accepted』はアメリカ国内の返品受付の設定
『International returns accepted』はアメリカ以外の国の返品受付の設定
両方のチェックボックスに☑️を入れてください。
返品受付期間は14日、30日、60日から選ぶことができます。eBayの推奨は30日以上ですので、30日か60日を選択してください。しかし受付期間が長いと返品リスクも増えますので、30日をオススメしています。
返品時の送料負担の設定
次に返品時の送料負担の設定をします。セラー負担かバイヤー負担を選択しますが、オススメはセラー負担を選択して、セラー保護プログラムの対象となるのが良いです。
セラー保護プログラムは、また別のブログで解説していきますが、返品時の商品の状態によって全額返金以外を選択して一部返金することができるのがメリットになります。
バイヤー負担の場合には、全額返金しか選択できません。
また商品の交換でも良いよって場合には『Replacement or exchange available』にチェックを入れておくことで商品の交換も可能となります。
バイヤー負担の返品設定
商品によってはバイヤー負担を選択することもあると思いますので、こちらも作成しておきましょう。
違いは送料負担の部分をバイヤーとするだけです。あとは分かりやすいポリシー名をつけておきましょう。
Shipping(送料)ポリシーの詳細設定
Shipping(送料)の設定で最後です。これを作成しておくことで、出品時の発送設定が楽になりますので、一つずつ進めていきましょう。
こちらは共通の作業になります。
「Create Policy」から「Shipping」をクリック
アメリカ向けの送料無料設定
①、②、③の項目については、Payment(支払い)、Return(返品)と同じですので、Payment(支払い)でご確認ください。
ポリシー名やデフォルト設定が終わったら、下図の④以降を進めていきます。
④Flat:same cost to all buyersに設定(全ての購入者に一律の送料を設定)
⑤サービスの選択
⑥Free Shippingの設定
⑦発送までの日数
⑧アメリカ以外への発送
⑨発送除外国の設定
④Flat:same cost to all buyersに設定(全ての購入者に一律の送料を設定)
これ以外を選択することは基本的にはないので、迷わず選択してください。
⑤サービスの選択
日本人セラーが選択するのは以下の3つのどれかになります。
Economy Shipping from outside US(11 to 23 business days)
主な発送方法:日本郵便(SAL便など、EMS以外)
Standard Shipping from outside US(5 to 10 business days)
主な発送方法:EMS
Expedited Shipping from outside US(1 to 4 business days)
主な発送方法:FedEx、DHL、UPS、クロネコ国際便
elogiを利用してFedExで発送している方は、「Expedited Shipping」を選択しましょう。
⑥Free Shippingの設定
送料無料にする場合は、☑️をしておきましょう。基本的に送料無料に☑️をオススメします。
eBayの推奨はFree Shippingですので、SEO的には効果があると言われています。
⑦発送までの日数
当日から40日まで設定することができますが、早い方が購入されやすくなりますので、無駄に長くせずに設定しましょう。
私は1,2日に設定している商品が多いです。
これはBusiness daysですので、日本の休日(土日祝日)は除いての日数になります。
⑧アメリカ以外への発送
今回はアメリカ向けの送料設定を作成していますので、「No Intemational shipping」を選択しましょう。
アメリカ以外への国際発送はしませんとなります。
⑨発送除外国の設定
「Create exclusion list」をクリックして「APO/FPO」にチェックを入れましょう。
APO/FPOはアメリカ軍の基地内の郵便局のことで、追跡をつけても最後まで追跡がされません。
トラブルになりそうなリスクは避けた方が良いので、除外にしておきましょう。
アメリカ以外への国際送料戦略
アメリカ以外に発送したい時には、International shippingの部分の選択を変更します。
『Flat:same cost to all buyers』を選択すると設定画面が現れますので設定していきましょう。
①Ship to
②Services
③Cost 送料設定
④発送国、エリアの設定
⑤その他の送料はセラーへ問い合わせの設定
一つずつ解説していきます。
①Ship to
「Worldwide(世界中)」「Choose custom location(発送国をカスタム)」「Canada(カナダ)」の3つから選択します。
「Choose custom location」を選択して自分が発送したいエリアや国を選択しましょう。
選択については「④発送国の設定」でお伝えします。
②Services
以下の3つから選択してください。発送する会社によって選択しましょう。
Economy International Shipping
Standard International Shipping
Expedited International Shipping
適用すべき運送会社は配達までの日数についてはアメリカ向けの時を同じになります。
③Cost 送料設定
Cost:1つ購入された際の送料を入力
Each additional:2個以上購入された際の送料
例えばCostを$20として、Each additionalを0にしておくと、何個購入しても送料は$20となります。
④発送国、エリアの設定
発送したい国やエリアにチェックを入れてください。
現在、個人でロシアへ発送はできないので外してください。また日本も外しましょう。
⑤その他の送料はセラーへ問い合わせの設定
個別に送料を問い合わせして欲しい国や地域はこちらで選択。
「Will ship to the United and the following」
アメリカ以外で選択した国や地域
「Will ship worldwide」
世界中へ発送
以上でShipping(発送)のポリシー設定は完了です。
まとめ:出品前の準備が成功のカギ
ビジネスポリシーは出品前に設定しておくことで、出品作業が楽になりますし、間違いも少なくなります。
またShippingポリシーについては、重量や送料別にポリシーを作成しておくと良いです。
例えば、こんな感じで複数から選択することができるようになります。
500g Expedited 5日 Free
1kg Expedited 5日 Free
500g Expedited 5日 $20
1kg Expedited 5日 $22
難しく感じることもありますし、少し面倒ではありますが、一度作成すれば頻繁に変更するものでもありません。
コツコツ進めていきましょう!!
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