【搭乗記】TAPポルトガル航空ビジネスクラス リスボン→チューリッヒ!座席・機内食・美しい空の景色を徹底レポート

この記事では、ポルトガルのフラッグキャリアであるTAPポルトガル航空ビジネスクラスに搭乗し、リスボン(LIS)からチューリッヒ(ZRH)までのフライトを体験したレビューをします。

ヨーロッパ内の2〜3時間程度の短距離路線では、「ビジネスクラスはエコノミーと何が違うのか」「追加料金を払う価値があるのか」と疑問に思う方もいるでしょう。

私自身も、今回の搭乗前は「意外と快適なのかな?それとも、やっぱりエコノミーと大差ないのかな?」と少しドキドキしていました。

この記事では、

  • 気になる座席:欧州内ビジネス特有のシート?実際の快適性は?
  • 機内食: 短いフライトでどんな食事やドリンクが提供される?
  • 窓からの絶景: リスボンからスイスまでの美しい空の景色

など、実際に搭乗して感じたことを、写真と共にご紹介します。 タイトルにある「意外と快適?」の答え合わせも、ぜひ最後までお付き合いください!

さあ、一緒にTAPポルトガル航空の短距離ビジネスクラスの旅へ出発しましょう!

目次

TAPポルトガル航空で快適フライト!リスボン→チューリッヒ ビジネスクラス搭乗記【フライト概要】

今回は、ポルトガルのフラッグキャリア、TAPポルトガル航空のビジネスクラスで、リスボン(LIS)からスイスのチューリッヒ(ZRH)へ飛んだ際の搭乗記をお届けします。

欧州内の短距離路線におけるビジネスクラスは、航空会社によってサービスや座席仕様が大きく異なりますよね。
「TAPポルトガル航空の短距離ビジネスって、実際どうなの?」「わざわざビジネスを選ぶ価値はある?」
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、そのリアルな体験を、座席、機内食、そして窓からの景色を中心に徹底レポートします!

まずは今回のフライト情報から

空港にとまっているTAP航空機
  • 航空会社: TAPポルトガル航空 (TAP Air Portugal, TP / スターアライアンス)
  • 便名: TP930
  • 区間: リスボン・ウンベルト・デルガード空港 (LIS) → チューリッヒ空港 (ZRH)
  • 搭乗日: 2024年10月7日
  • 出発/到着時刻: 08:40発 → 12:25着
  • 飛行時間: 約2時間45分
  • 機材: Airbus A320neo
  • 座席番号: 5A

チェックインとラウンジ体験

リスボン空港でのチェックインは、ビジネスクラス専用カウンターでスムーズに行えました。
スターアライアンス・ゴールド会員でもあるため、優先保安検査レーン(Fast Track)を利用でき、ストレスなく制限エリアへ。

出発までは、TAPポルトガル航空のフラッグシップラウンジ「TAP Premium Lounge」を利用しました。

広々とした空間で、ポルトガルらしい朝食をいただきながら、出発までの時間を快適に過ごすことができました。ラウンジ内の様子や詳しい食事内容については、こちらの記事をご覧ください。

今回の搭乗記のポイント

この記事では、特に以下の3つのポイントに注目して、TAPポルトガル航空の短距離ビジネスクラスをレビューしていきます。

  1. 座席: 欧州内ビジネスで一般的な「真ん中空け」シート?その快適性は?
  2. 機内食: 短いフライト時間で、どんな食事やドリンクが提供される?
  3. 景色: リスボン上空からアルプス越えまで、窓からの眺めはどうか?

「意外と快適?」というタイトルにもあるように、短距離路線ならではのサービスや工夫にも触れていければと思います。

それでは、早速搭乗後の座席レビューから見ていきましょう!

【座席レビュー】欧州内短距離ビジネスのリアル!座席は快適?

さて、いよいよ機内に乗り込み、今回のフライトの要となるビジネスクラスの座席を見ていきましょう!

欧州内の短距離路線では、長距離路線のようなフルフラットシートではなく、エコノミー座席の配置を工夫したビジネスクラスが一般的です。TAPポルトガル航空の場合はどうでしょうか?

飛行機内の座席と乗客

第一印象:エコノミーと同じ?でも、よく見ると…

こちらが今回搭乗したTAPポルトガル航空のビジネスクラス座席です。

写真をご覧いただくと分かる通り、基本的なシート自体はエコノミークラスと同じ3-3配列のものが使われています。グレー基調にヘッドレストの赤がアクセントになった、比較的新しいデザインです。

飛行機内の窓側の座席

「え、これだけ?」と思うかもしれませんが、欧州内ビジネスのスタンダードがこれなんです。
しかし、大きな違いが一つ。

快適性のカギは「真ん中空け」

ビジネスクラスでは、この3席シートの真ん中の座席(B席とE席)がブロックされており、必ず空席になります。

つまり、窓側(A席・F席)でも通路側(C席・D席)でも、必ず隣がいない状態が確保されるのです!

これが想像以上に快適で、隣を気にせずゆったりと過ごせますし、荷物を置くスペースとしても活用できます。短距離路線では、この「パーソナルスペースの確保」が重要ですね。

足元の広さ・リクライニングは?

飛行機の座席ポケット

シートピッチ(前後の座席間隔)は、エコノミークラスの前方席と同程度か若干広い程度でした。身長180cmの私でも窮屈さは感じませんでしたが、特段広くはありません。

リクライニング角度もエコノミーと同様に浅めです。短時間のフライトなので十分と割り切る必要がありそうです。

シートの素材はレザー調で、座り心地は悪くありませんでした。薄型のシートですが、クッション性はまずまずです。

機内設備をチェック!

タラップ航空機内座席の安全のしおり
  • テーブル: 前席の背面に収納されている、標準的なテーブルです。PC作業には十分な大きさでした。
  • 電源: 各座席にUSBポート(とコンセント ※もしあれば)が装備されており、スマホなどの充電には困りません。位置は前席の下の方にありました。
  • Wi-Fi: この機材ではWi-Fiが利用可能でした(有料)。今回は利用しませんでしたが、必要な方は接続できます。

正直な感想:良かった点・気になった点

  • 良かった点: やはり隣がいない「真ん中空け」は快適。USB電源があるのも助かる。
  • 気になった点: シートピッチやリクライニングはエコノミーと大差ない。長距離便のような特別感は薄い。

総評:短距離フライトなら「意外と快適」は本当!

結論として、TAPポルトガル航空の短距離ビジネスクラス座席は、シート自体はエコノミーと同じですが、「真ん中空け」による空間的な余裕と、必要な設備(電源など)が備わっていることで、短距離フライトであれば十分に快適と言えます。

タイトルにある「意外と快適?」は、私にとっては「本当」でした!

さて、座席の次は、気になる機内食を見ていきましょう!

【機内食レポート】期待以上?リスボン発 短距離ビジネスの食事とドリンク

快適な座席でくつろいでいると、お待ちかねの機内食サービスが始まりました。
今回のフライトは約2時間45分という短距離路線。

正直なところ、食事内容にはそこまで大きな期待はしていませんでした。「温かい食事ではなく、軽めのコールドミールかな?」と予想していましたが、実際はどうだったでしょうか?

飛行機の機内食トレイ

▲リスボン→チューリッヒ線 ビジネスクラスの機内食▲

シンプルながら彩り豊かなプレート

こちらが提供された食事です!
TAPポルトガル航空のロゴが入った食器で、トレイにきれいにまとめられてサーブされました。予想通り、短距離路線に最適化されたコールドミール(冷たいお食事)のプレートですね。

気になるプレートの内容は?

写真のプレートを詳しく見ていきましょう。

  • メインプレート: しっとりとしたハムが2種類、スライスチーズが数種類、そして彩りの良い緑色のラップサンド、カットされたにんじんが盛り付けられています。ハムもチーズもヨーロッパらしい、しっかりとした味わい。ラップサンドはさっぱりとしていて、良いアクセントになっていました。
  • パン: 温められてはいませんでしたが、ふんわりとしたクロワッサンのような甘みのあるパンが一つ。添えられたバターと一緒にいただきました。
  • フルーツ&チーズ: 別のお皿には、みずみずしいぶどう、ネクタリン?のスライスなど。食後のデザートにぴったりです。
  • その他: ポルトガル語で「PESSEGO」と書かれた可愛らしい小瓶は、桃のジャムでした。パンにつけても美味しかったです。おしぼり(Refreshing Towel)も付いているのは嬉しいですね。

ドリンクサービス

ドリンクは、ソフトドリンク、ジュース、コーヒー、紅茶に加え、ポルトガルワイン(赤・白)やビールなども用意されていました。
今回は食事に合わせてスパークリングウォーターをお願いしましたが、食後にコーヒーや紅茶をいただくこともできます。キャビンアテンダントの方のサービスも丁寧で好印象でした。

総評:「期待以上」ではないが、短距離路線としては十分満足!

さて、見出しにもある「期待以上?」という点についてですが、正直に言うと「想像を超える豪華さ!」というわけではありませんでした。

しかし、今回の約3時間のフライトで提供される食事としては、種類も量も十分で、それぞれの質も悪くはありませんでした。

特に、数種類のチーズやハム、新鮮なフルーツが少量ずつ楽しめるのは嬉しいポイントです。盛り付けも丁寧で、見た目にも配慮されていると感じました。

他の欧州系航空会社の短距離ビジネスクラスと比較しても、標準的か、やや丁寧な内容と言えるのではないでしょうか。軽食としては十分に満足できるレベルです。

お腹も満たされたところで、フライトはいよいよ後半へ。窓の外の景色に目を向けてみましょう!

窓から広がる景色!リスボンの街並みからスイスの風景まで

美味しい機内食でお腹も満たされた後は、窓の外に広がる景色を楽しむ時間です。
この日の天気は概ね良好で、フライトを通して様々な景色を堪能することができました。

さよならリスボン!テージョ川と朝焼け

飛行機から見た太陽と街並み

▲朝日に照らされるリスボンの街並み▲

飛行機がリスボン空港を離陸すると、眼下には朝日に照らされた美しいリスボンの街並みが広がります。

オレンジ色の屋根が連なる旧市街や、雄大なテージョ川にかかる4月25日橋などが徐々に小さくなっていく様子は、旅の始まりを感じさせてくれる光景でした。

イベリア半島上空からヨーロッパ中央へ

飛行機から見た川と街並み

▲ポルトガルの海岸線を眼下に▲

しばらくすると、飛行機は安定した高度に達し、イベリア半島の上空を進みます。窓の外には、くっきりとした海岸線や、広がる大地、点在する雲が見えました。
ヨーロッパ大陸を横断していく中で、少しずつ風景が変わっていくのを見るのも空の旅の楽しみの一つですね。

飛行機から見た緑豊かな田園風景
飛行機から見た畑と街並みの風景

▲緑豊かなスイスの大地が見えてきた▲

まもなく到着!緑豊かなスイスの風景

飛行機から見た住宅地と畑

▲オレンジ色の屋根が印象的なチューリッヒ近郊の街並み▲

飛行機が降下を開始すると、窓の外の景色はポルトガルとはまた違う、緑豊かなスイスらしい風景へと変わっていきます。
きれいに区画された畑や濃い緑色の森、そして写真のような、オレンジ色の屋根が特徴的な可愛らしい家々が連なる街並みが見えてくると、チューリッヒへの到着はもうすぐです。

約2時間45分のフライトでしたが、移り変わる景色のおかげで、退屈することなく過ごすことができました。

さて、無事にチューリッヒ空港に到着。

【まとめ】TAPポルトガル航空 ビジネス(LIS-ZRH) はおすすめ?

さて、リスボンからチューリッヒまでのTAPポルトガル航空 短距離ビジネスクラス搭乗記、いかがでしたでしょうか?

最後に、今回のフライト全体を振り返り、「この路線・クラスはおすすめなのか?」という点についてまとめてみます。

今回のフライト体験のおさらい

  • 座席: エコノミーと同じシートながら、中央席がブロックされることで、隣を気にせず快適な空間が確保されていました。短距離なら十分な快適性です。
  • 機内食: 冷たい軽食プレートでしたが、ハム、チーズ、フルーツなど種類は意外と豊富で、見た目もきれい。短時間のフライトには適量で、味も満足できるレベルでした。
  • 景色: リスボン離陸時の美しい街並みから、ヨーロッパ大陸を横断し、緑豊かなスイスの風景まで、移り変わる景色を楽しむことができました。

総合評価:短距離ビジネスの価値は?

結論として、今回のTAPポルトガル航空 ビジネスクラス(リスボン→チューリッヒ)は、「十分に快適で満足できるフライト体験」でした。

タイトルに「意外と快適?」と入れましたが、まさにその通り、エコノミーシートベースでありながらも、予想以上に快適に過ごすことができました。

長距離路線のような豪華さはありませんが、短距離路線においてビジネスクラスを選ぶメリットは確かに感じられました。

TAPポルトガル航空 短距離ビジネス(LIS-ZRH) の良かった点・少し残念だった点

  • 良かった点:
    • 座席の隣が空いていることによる快適性・空間的余裕
    • スムーズな優先チェックイン・保安検査・搭乗(スターアライアンスゴールド特典含む)
    • リスボンでの快適なラウンジ利用(※利用した場合)
    • 短距離ながら食事が提供されること(エコノミーとの差別化)
    • 丁寧でフレンドリーなキャビンアテンダントのサービス
  • 少し残念だった点:
    • シート自体はエコノミークラスと同じであり、特別感は薄い
    • シートピッチやリクライニングに大きなアドバンテージはない
    • 機内食はあくまで軽食(温かい食事ではない)

どんな人におすすめ?

今回のフライトを踏まえ、以下のような方にはTAPポルトガル航空の短距離ビジネスクラスをおすすめできます。

  • スターアライアンスの上級会員資格(ゴールド以上)を目指している、または保持している方(ボーナスマイル、ラウンジアクセスなどのメリット享受)
  • エコノミークラスの混雑を避け、少しでも快適に移動したい方
  • 隣に人がいない空間で、静かにゆったり過ごしたい方
  • 預け荷物が多い方(ビジネスクラスは無料許容量が多い)
  • セール運賃などで、エコノミークラスとの価格差が少ない場合

逆に、シートの豪華さや、フルコースのような機内食を最優先で期待する方には、少し物足りなく感じるかもしれません。短距離路線と割り切って、快適な移動空間を買う、という感覚が近いでしょう。

今回の搭乗記が、あなたの次のヨーロッパ旅行のフライト選びの参考になれば幸いです。



マイルを活用すれば、ビジネスクラスの贅沢な体験も身近なものにできます。

今回のフライトもマイルを利用したため、手軽にビジネスクラスを楽しめました。

日頃からANAカードや提携サービスを活用してコツコツとマイルを貯めれば、ビジネスクラスの旅もぐっと現実味を帯びてきます。

次回の旅行では、マイルを使ってANAビジネスクラスで上質な空の旅を体験してみてはいかがでしょうか。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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